ルソー君のエントリ http://goo.gl/55tQRj
立石くんのエントリ http://goo.gl/oryMjV
愛のキャラバン・大阪死闘編の男性出席者のエントリです。
これらを読ませてもらい、感じたことを以下に記述します。
これまでの4回の愛キャライベントの中間総括に当ります。
僕は特定の方向性を持つ内発性を提示するタイプの著者です。
すると、僕をロールモデルとする読者がつくことになります。
僕が小室直樹や廣松涉をロールモデルにしたのと、同じです。
その場合、感染後の進行に成功する人と失敗する人がいます。
僕は幸い小室や廣松に感染し、その後の前進に成功しました。
それは偶然のことで、本当は失敗する可能性があったのです。
同じことに読者の多くが直面しているだろうと感じています。
僕をロールモデルとして失敗した読者は、どうなるでしょう。
僕が小室らのロールテイクに失敗していたら、どうでしょう。
それを踏まえるから「感染し、卒業しろ」と言ってきました。
むろん「感染し、成功し、卒業する」場合が含まれています。
加えて「感染し、失敗し、卒業する」場合も含まれています。
「失敗」は確率論的なことだから、良くも悪くもありません。
だから「感染し、成功/失敗し、卒業する」を数回反復する。
これを経由することで若者は真っ直ぐ立てる存在になる──。
それは「自分は自分」を言葉でなく実存として引き受けること。
すると今度は自分自身が他者を感染させられる存在になる──。
それこそが『14歳からの社会学』で書いたストーリーでした。
「感染し、成功」しても、失敗同様「自分は自分」に到ります。
僕は師匠らに感染し、成功しても、解決不能な事がありました。
だから僕には「暗黒の11年間」が訪れることになったのです。
読者に感染をもたらす著者は使い捨てられなければなりません。
それはフロイトが言う意味での「父親の機能」と似るでしょう。
父親に同一化し、反発し、やがて離れ、自分と親を承認します。
その意味で、立石君やルソー君は、うまく僕を使い捨てました。
「大阪編で一区切りが着いた」と述べたのは、それが理由です。
こうしたセッティングを提案された高石さんに、感謝致します。
裁判形式を提案した高石氏の意図はそこだと推定していました。
故に僕自身は従前のフォームからブレないことを心がけました。
むしろ宮台が宮台でしかないフォームの固有性を強調しました。
一連のプロセスで父親機能の不全という背景が確認できました。
まっすぐ立つことを妨げる諸要因は、極めて多様に存在します。
としても父親機能の再導入が処方箋になる可能性があるのです。
立石くんのエントリ http://goo.gl/oryMjV
愛のキャラバン・大阪死闘編の男性出席者のエントリです。
これらを読ませてもらい、感じたことを以下に記述します。
これまでの4回の愛キャライベントの中間総括に当ります。
僕は特定の方向性を持つ内発性を提示するタイプの著者です。
すると、僕をロールモデルとする読者がつくことになります。
僕が小室直樹や廣松涉をロールモデルにしたのと、同じです。
その場合、感染後の進行に成功する人と失敗する人がいます。
僕は幸い小室や廣松に感染し、その後の前進に成功しました。
それは偶然のことで、本当は失敗する可能性があったのです。
同じことに読者の多くが直面しているだろうと感じています。
僕をロールモデルとして失敗した読者は、どうなるでしょう。
僕が小室らのロールテイクに失敗していたら、どうでしょう。
それを踏まえるから「感染し、卒業しろ」と言ってきました。
むろん「感染し、成功し、卒業する」場合が含まれています。
加えて「感染し、失敗し、卒業する」場合も含まれています。
「失敗」は確率論的なことだから、良くも悪くもありません。
だから「感染し、成功/失敗し、卒業する」を数回反復する。
これを経由することで若者は真っ直ぐ立てる存在になる──。
それは「自分は自分」を言葉でなく実存として引き受けること。
すると今度は自分自身が他者を感染させられる存在になる──。
それこそが『14歳からの社会学』で書いたストーリーでした。
「感染し、成功」しても、失敗同様「自分は自分」に到ります。
僕は師匠らに感染し、成功しても、解決不能な事がありました。
だから僕には「暗黒の11年間」が訪れることになったのです。
読者に感染をもたらす著者は使い捨てられなければなりません。
それはフロイトが言う意味での「父親の機能」と似るでしょう。
父親に同一化し、反発し、やがて離れ、自分と親を承認します。
その意味で、立石君やルソー君は、うまく僕を使い捨てました。
「大阪編で一区切りが着いた」と述べたのは、それが理由です。
こうしたセッティングを提案された高石さんに、感謝致します。
裁判形式を提案した高石氏の意図はそこだと推定していました。
故に僕自身は従前のフォームからブレないことを心がけました。
むしろ宮台が宮台でしかないフォームの固有性を強調しました。
一連のプロセスで父親機能の不全という背景が確認できました。
まっすぐ立つことを妨げる諸要因は、極めて多様に存在します。
としても父親機能の再導入が処方箋になる可能性があるのです。